なんとか乗り切れそうです!

9月6日の未明に起こった北海道の地震…。

厚真町や安平町など甚大な被害が起こった地区の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

そして同じ北海道で被災されながらも、復旧に対応してくださった北電さん、JRなどの公共交通機関の皆様、医療機関、コンビニやスーパーの方々には本当に感謝で一杯です。


9月6日(木)夜明け前の3時30分過ぎていたと思う。きっと緊急地震速報が鳴ったと思うのですが、まったく気づかずに目をパッと覚ましたら揺れていた、そんな感じでした。

地震だ! 結構おおきい! そう思いました。

ぐらぐら長かったと思います。うちはマンションの5階なんですが、マンションの警報か何かが鳴り響いていました。

やばいかも…その警報を聞いてそう思いました。夫は東京出張中で不在で、子供が怖がって私のところに来ました。

でも、地震も落ち着き、いやぁー怖かったね! とほっとしつつ、TVを付けたら、いきなりブチっと停電(;´Д`)

窓の外を見ると、付近一帯が停電でした。

幸い家の中は、あの大きな揺れにもかかわらず、食器棚は押して開けるタイプのおかげか、コップ一つ倒れずに済みましたから、きっと停電もすぐに回復するだろう、と気楽な気持ちでいました。

真っ暗なので、懐中電灯と子供がどこかの自由研究のイベントで作った手巻き式充電タイプの非常ラジオがあったので、スマホとこのラジオで情報収集。スマホはその夜に充電忘れてて、あまりバッテーリーの残がなかったので、慎重に使おうと思いましたが、応急的にPCから充電しました。

ラジオからはなにやら被害などの情報が流れ始め、もしかして大変なことが起こっているのでは? と思いつつ、TVも見れないので、その時点では、北海道にどんな被害が起こっているのかが全くわかりませんでした。

夫に電話しましたが、たぶんホテルで爆睡していたようで、出ない(;´Д`)

こういう時、普段の備え、本当に大事だなって思いました。

私も備えは必要だってわかってはいたのですが、大した備蓄はほとんど何もなかったです。

冷蔵庫には、半分以下のペットボトルの麦茶、それと冷凍食品しかなかったです。

ただ、前日に塾に行く子供の夜食ために、コンビニで買ったおいなりさんがありました。肉や魚の保存はしていたのですが、いつ電気が復旧するか分からないので、朝5時半になって明るくなってきたので、ひとまず早めにコンビニに行って、飲み水を確保しようと思いました。外は、もちろん信号はついておらず、歩行者優先でみんなで信号を渡りました。

家の近所のコンビニに行くとすでに長蛇の列が! みんな考えること同じですよ~!

でも、5時半に行ってよかった。後から来た人は入場制限で入れなかったようで、入店待ちの列ができていました。

既に、パンやおにぎり類は完売。とりあえず飲み物中心にお腹に溜まりそうなお菓子、塩分を取れるようにミックスナッツ、カップ麺を2個買いました。(このときは、火力発電所自体がやられているとは思わずに、きっと数時間で電気復旧するだろうと思っていました)

1時間半ほどレジに並んで、レジも電気が来てないので、店員さんが電卓対応です。

また、バーコードのみで金額が記載されていない商品もありました。それは、店員さんが、僕の覚えている値段で打ちますがいいですか? といって店員さんにお任せです。

5時半にコンビニに行って、家についたの7時前です(;'∀') 

マンションはエレベーターが使えないので、外の非常用階段から5階まで重いペットボトルを抱えて登るのですが、この時、プチ想定外のことが。

マンションの非常階段に、なぜか家の中にいるように言った子供がいたんです。

なにしてるの? っていうと、外が気になって非常階段に出てみたら、家の中に入れなくなったとということでした。うちのマンションは非常階段は内からは開きますがオートロックなので、外からはマンションの鍵がないと開きません。

1時間半も外で待ってた息子…(-_-;)

しかもちょっと出てみる程度なので、Tシャツと短パンだし、冬場だったら大変なことになっていたかもしれません。

子供は、どういうことをするかほんとに分からないって思いました。

家に帰ってすぐに、職場から安否確認の連絡と、出勤可能かの連絡がありました。

私は自転車通勤なので、すぐに招集がかかり職場に行くことにして、子供には外に出ずにいること。

万が一、火事が起きたら、必ず鍵をもって非常階段から小学校に避難することを伝えて、ひとまず職場に向かいました。

職場は私の課は、私と上司1名だけでしたが、全社内で非常態勢が敷かれました。

他の職員さんもあとから1時間半、2時間かけて自宅から歩いてきたという職員も(゚Д゚;)

タクシーが拾えなかったようです。

交通機関がストップすると、出勤するだけでも大変ですよね。

私の職場は、非常時に対応しないといけないこともあったので、早急な復旧が求められるから、来れる職員は出勤です。でも、私の職場も5階にあるんですよ…(-_-;)

もう、階段を何度も何度も往復して辛かった(;´Д`)

特に他の部署との連絡で行ったり来たり。内線は使えたのですが、電源が落ちているのでメールもFAXもできない状況でした。

地震当日は、昼になると近くのコンビニに若手スタッフが買い出しに行き、ペットボトル、残っていたお菓子類を買ってきたので、昼は職場のみんなでお菓子を分け合いました。

緊急会議なども開かれ今後の対応方針を決め、皆、その対応に追われます。

電話と手書き。

PCは打てますが、社内LANはメールの送受信もできず、プリンターの電源も落ちてるので、印刷もできません。FAXもできません。

電話と手書きの世界です。

PCに入力したスクショを個人のスマホでとり、個人のスマホのLINEなどのSNSで電源の通じている本社に写メを送って、そこでデータ入力しなおしてもらう。それを取引先に配信してもらう、ということしました。他の会社の皆さんは、どう対応されていたのでしょうかね。

そんなこんなで、バタバタしつつ、18時まで仕事対応(;´Д`) 

家の電話は停電で使えないのですが、日中は子供とスカイプで連絡が取れていましたので、安心してました。でも子供も朝ごはんには、残っていた牛乳でシリアルを食べさせたのみで、昼はお稲荷さんのみだったので、今日の夕ご飯はどうしようかなぁ、と思っていました。

日中には職場でスマホからかなり大きな被害が起こり、全道の発電所がストップし、JRも地下鉄もバスもストップしているとうことが分かりました。タクシーも14時ぐらいで営業停止という風に、北海道全域で改めて大変なことが起こっているのだと思いました。また停電も長引くかなと思い、自宅のトイレの水や、お風呂(シャワー)もどうしようかなぁ・・・と不安になりました。(もちろん、お風呂に水の溜めおきもしていなかったのです)

そこで、家に帰ってから子供と一緒に避難所になっている小学校に行って聞いてみると、小学校も停電で真っ暗で懐中電灯の世界です。避難所になっていましたが、非常発電機もないようでした。やっぱりおにぎりなどの食料の配給などもなくて、クラッカーだけ手渡されました。

一番驚いたのは、避難所に非常発電機がないということです。

北海道も冬の災害もあるので、非常電源など、全小学校などの避難所一斉には難しいと思いますが、今後は順次整備してほしいなぁとも思いましたが、重油なので点検も必要でしょうし、難しいのかな…。スプリンクラーも火災報知機も60分以上たつとバッテリー切れてしまいますもんね。

なんにせよ、自宅の備えも含めて色々見直すの大事…!

いつかやろう・・・と思っているうちに起こってしまうものですよね。

ほんと先延ばしっていけないと反省しました。

職場の同僚で当日午後には、電源が復旧した地区もあり、うちももしや…と思いましたが、家に帰ったらまだ停電していました。マンションの隣の方から近所の公園の水が出るよ、と教えて頂いたので、とりあえず、トイレ用に水を汲みに行き、また5階まで子供と一緒に運びました。

(もうこの時点で、足が悲鳴をあげていた💦)

家は真っ暗なので、キャンプ用品のコールマンのランプに、職場から分けてもらった電池を入れて使いました。キャンプ用品なので、割と明るかったです。

当日の夜は、夕ご飯に子供とお菓子を食べました。カップ麺もありましたが、ちょっと水では食べる気にはならず、これはいざというときのためにしました。家に鯖缶やシーチキンの缶詰もあったのですが、これも缶詰だけでは食べる気にはならなかったので、とりあえずそのまま非常用に置いておくことにしました。やっぱりないと思うとご飯が食べたくなるものですね。

家にはわりとお菓子のストックがあったので、お菓子のかごをテーブルに出して、コールマンのランプを置いて、お菓子パーティーのようなプチキャンプ気分で(;^ω^)

子供は楽しんでいましたが、私は内心、夫も東京から帰ってこれないし、停電が長引いたらどうしようかなぁと思っていました。現金もさほどないですし。

特に公園から5階まで水を運ぶのがつらいなぁと思いました。仕事でも5階まで行ったり来たりで、くたくたになってました。

家に帰って明かりがやっぱりつかなかった時の気落ち感💦

普段当たり前にあるものがないという状況で、改めてありがたみが…(´;ω;`)ウゥゥ

でも、朝起きたら、電気ついたりして…とちょっと期待感を抱きつつ就寝。

夜中にちょっと起きて、となりで一緒に寝ていた子供をぎゅっと抱きしめました。

自分も不安になっていたのかもしれません。

もう6年生なのでお恥ずかしいのですが、子供を抱きしめると自分も抱きしめられているような安心感が湧きました。

朝はやっぱり4時ごろに起きましたが、停電復旧には至っておらず、がっくり感。

もちろん、ほくでんさんや関係者の皆様の必死の復旧は分かっていますが、家にいるなら、ノーシャワーでも全然いいのですが、職場に行くのでやっぱりお風呂に入りたかったなぁッと・・・(実は生理でもあったので、すごくお風呂に入りたかったです)

がっくりしつつ職場に行く支度をはじめようとすると、6時前頃になって、トイレから、ごごごごごごご・・・・・・となんか地の底から何かが沸き上がる音がして、水が自動的に流れました!

トイレの水が流れてる~!!!

過去に、トイレの水が流れることに、これほど感動したことはあったでしょうか。

ううう、ありがとうございます!ほくでん様・・・・・!!!

電気が復旧したので、職場に行く前に急遽シャワーを浴び、ご飯を炊き、洗濯をちょっと回すことができました。

子供には、朝、梅のおにぎりを作り、昼にはレトルトカレーをレンジでチンして食べるように言いました。

ううう、ごはん、嬉しい~~!

もっと時間があったら、ご飯をいっぱい炊いて、停電地区の職場の皆さんの分もおにぎりを握って持っていきたかったのですが、時間もなく断念。

職場の2日目は、一部、営業も開始し、対応に追われました。

でも、電気が通っている安心感が違いました。でも、まだ札幌市内でも、道路一本隔てて、停電ということがあり、停電地区の方々には申し訳ない想いでした。

今回の地震の停電で気が付いたのは、停電の復旧には優先順位があるとということです。

大きな病院などの医療機関、官公庁、主要交通機関の近辺の区域は停電が優先的に回復します。

でも、やはりそれ以外はちょっと遅くなってしまいますね。そういうことを考えて、今後の備蓄量を逆算することができました。1日目は冷蔵庫の残りを消費することができますが、2日目以降の飲み水、食べ物などの確保が必須です。

赤ちゃんのいるご家庭では、どうしていたのでしょうか(´;ω;`)ウゥゥ

使い捨て用の哺乳瓶とか、液体ミルクのストックとかあった方がいいのかもしれないと思いました。

本当に、備えって大切ですね。

いつかいつか…、いつか自分が当事者になるということを実感しました。

今日、土曜日は夫がやっと東京から午前便で戻ってくる予定です。

ちょっとほっとしました。(羽田で、ハンバーグや焼き肉のお弁当を買ってきてくれるようにお願いしました。子供がきっとお肉を食べたいんじゃないかと思って)

千歳からは車で帰ってくるので、やっと足も戻ります。

夫が帰ってきたら、スーパーに買い出しに行く予定です。

野菜系が食べたいです・・・゚( ゚இωஇ゚)゚

札幌の夫の実家も無事は確認しているのですが、液状化のあった地区と近いので、とても不安なので帰りに寄ってもらって、無事の確認と必要なものを買ってあげて欲しいと思います。

そんなこんなで、日ごろの備えがないせいか、不安になりましたが、電気・水道のありがたみが身に沁みました‥‥。

まだ、気持ち的にも書くのも再開できませんが、当面、余震や計画停電に備えて頑張ります!

不安な時に、一番皆さんのTwitterが励ましになりました。本当にありがとうございました。

同じ北海道の方々とは励まし合い、道外の方々からは、編集者様はじめ、ご心配のDMをたくさんいただいてとても心強かったです。

また、きっと、重要な情報優先のために、敢えてTwitter上でのツィートを控えられていた方々も多くいると思います。

そういった皆さんのお気持ちが、とても身に沁みました。

TVの情報も間違っているのもありましたし、断水になるというデマもありました。

SNSはいち早く情報を入手できますが、うのみにもできませんね‥‥💦

”いつかきっとその日は起こる!”

今まで、本州の災害が多かったので、のほほんとしていた自分に喝!です。

これを機に、個人も災害の普段の備えについて考えさせられました。

実戦で勉強になりました。

もし、電気水道も使えなかったらどうするかーーー。

そういうシミュレーションをしておくのも大事だなって思いました。

自分たちの家庭にとって、何が必要か分かるかなと思います。

色々、思いついたことを書いてしまったので、読みづらかったと思いますが、お付き合いいただいてありがとうございます。


まだまだ、避難されている方もおりますので、皆様のご無事と一日も早い復旧をお祈り申し上げます。


月乃 拝

月ものがたり

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