「金の乙女」の連載のきっかけ

昨年のGWから連載を始めた「金の乙女～」のお話ですが、ちょうど前作の「漆黒の令嬢は～」の長編小説を書き終えて、続編を書く予定でいたのですが、その前にちょっと違う話を書いて頭を一度リセットしたいというのがありました。

「漆黒の令嬢は～」はちょっとシリアスな話で、書いてて自分もヒロインに感情移入して疲れちゃったので、楽しい話を書きたいなぁと思って。

じゃあ、何を書こうかな～、なんて色々絞っていくうちに、3つぐらいお話の案が浮かびました。でも、当初その中には金の乙女はありませんでした。

その３つのお話のうち、２つに絞り、あらすじを書きながら、うーん、なんか違う、もっと自分の萌えを好きに書きたいなぁという風に思い、TLではほとんど見かけない不能ヒーローを思いつきました。

ムーンで不能ヒーローって、どうやってHシーンを書いたらいいのか…なんて思い悩みつつも、あまりない設定だからこそ挑戦したくもあり、不能ヒーローが可愛い女医さんヒロインに癒される…というストーリーに自分でもうきうきして、急遽それを書き始めたら、楽しくて。

タイトルも１０個ぐらい、実は案を考えました。（没タイトルみると、笑っちゃう…）

でも、このタイトルも、その１０個ぐらいの中になくて、ふっと思いつきました。

そんな偶然の思いつきから始まって「金の乙女～」が誕生しました。

自分では、不能という設定からあまり好んでムーン読者さまにお読みいただけないだろうなぁと公開前は思っていましたが、でも長編を書き終えて自分へのご褒美的な意味合いもあり、好きなように思いついたまま書く！ということを貫けた作品でした。

公開後、自分でも驚くほど、お気に入りやご評価をいただけて、本当にびっくりしましたし、この作品を某コンテストに出しましたら、そのつながりで多くの作家様とも仲良くなれた、「つながり」をもたらしてくれた作品です。

ただ、残念なことにコンテストは2次まで行きましたが落ちちゃって、その時にWEB拍手からもっとレビューを書いて応援すればよかったと、読者様がメッセージをお寄せくださって、そのお気持ちに涙が出るほどうれしかったです。

（でもご期待に沿えずにすみませんでした）

そういった読者様との「つながり」をくださった作品でもあります。

今年は、このお話がもっともっと多くの「つながり」を運んでくれるように期待しつつ、さらに番外編の構想や、「漆黒の～」の続編や新作なんかも書いていきたいなと思います。

ではでは、当方のHPにご訪問くださってありがとうございました°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

まだまだ寒い時期が続きますが、皆さまインフルにお気をつけてお体をご自愛くださいませ。